本が現実を作るのか、現実が本を作るのか
ジョン・カーペンター監督による不条理ホラー。ここまで不条理なカーペンターは初めてなのでかなりテンション上がりました。いきなり冒頭から爆音のロックが流れ、ホラー映画とは思えないオープニング。そして気付けば精神病棟、気付けば謎の町、気付けば奇妙な住民、気付けばビジュアル最高のクリーチャー。気付けば本作の虜になっている自分がいました。
ハイウェイのシーンはホラー映画として最高クラスの恐ろしさを肌で感じれたので、このシーンだけで白飯何杯でもいけます。
ラストには我々観客さえも巻き込む展開。ホラー映画としての役割をほとんど果たしている優秀作。カーペンター恐るべし。