えりみ

誰のせいでもないのえりみのレビュー・感想・評価

誰のせいでもない(2015年製作の映画)
3.8
WOWOWで2D字幕版で。
ジェームズ・フランコ目当て。
み終わってから調べてみたら、「物語に見られる登場人物の複雑な関係が3D向きだと感じた」「物や人が浮き出して見えることにより、存在感が増し、役者が思う存分演じることができる」という監督の意向で3D製作の映画とのこと。
3Dでみてないから良さが分からんかったんやろか??
監督の名前はよく聞くけど、作品は「ブエナビスタソシアルクラブ」しかみたことない、しかもかなり前。苦手なアート系のイメージがあって敬遠。「ベルリン・天使の詩」の監督さんでしょ?みてないけど。

邦題に違和感あり。原題の「Every Thing Will Be Fine」は何か良くないことが起こった時に使う慣用句らしい。
「万事うまくいく」「大丈夫!」という意味らしい…オイオイ、ニュアンス違い過ぎやないか~いっ!
何かよくない事=不慮の交通事故からの11年間を徐々に描く。
人の子供轢き殺しといて「だいじょうぶ、大丈夫」も無いとは思うが。
なんやろねぇ、時間が全てを解決するってことなのか。
罪悪感に苛まれて生きるのをやめてしまってはダメってことかね?
うーん…

カナダの田舎町が舞台。
書けない作家が主人公。
事故で息子を失った母、
スランプ中に付き合ってた彼女、
担当編集者のシングルマザー、
1人の男と3人の女。
女性キャラが多いけど物語はJフランコの男目線。
男受けしそうにないイメージの映画やのに、女性の共感を生みにくい男キャラ設定。高尚な映像作家さんは興行の成否なんか気にせえへんか😏
夏場より冬場にみる映画。

若い時のシャルロット・ゲンズブールが大好きやったけど、最近の彼女はちょっと病んでる感じが痛々しいというか枯れた感じが…あ、同年代なのね😐
えりみ

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