キミシマユウキ

ルイの9番目の人生のキミシマユウキのレビュー・感想・評価

ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)
3.4
ルイはごく普通の家庭に生まれ育ったにも拘わらず、命を落としかけたことが9回もあるという不思議な子。今回もピクニック中に崖から落ちてしまい……

『ハイテンション』
『ヒルズ・ハブ・アイズ』の
!!アレクサンドル・アジャ監督!!
による最新作。同名小説が原作。
アジャさん結構好きなので鑑賞。


美しい人は良い人


あらあら、アジャ監督。
ダニエル・ラドクリフ主演の『ホーンズ』辺りからグロ中心の映画を卒業して、ファンタジー寄りの作品作るようになっている気がする。期待していた雰囲気とは少し違うものがあったが、意外と楽した作品だ。
子供が自分の運命を客観的に見ていて何度も死にかけてる描写を映す前半は現実離れしてるようで完全にファンタジー!残り何機ライフ残ってるのこの子!?
しかし後半それを説明するかのごとくサスペンス調になっていく流れが良い。
ただ劇中の登場人物があまり多くないので勘の良い人は結構展開が読めちゃうかもしれないのが少し残念だ。

主演はジェイミー・ドーナン。
『フィフティシェイズオブ〜』シリーズで売れたイケメン俳優。髭の方がかっこいいですな。
ルイのママ役はサラ・ガドン。
か弱くつい守ったくなる美しさがあって良いです。可愛い。
パパ役が『ブレイキング・バッド』のアーロンポールで1番良い演技をしてました。
あ、ルイ役の新人子役エイダン君も全てを悟ったかのような眼差しが素晴らしかった。

アジャ監督作として見ると若干刺激が足りないけども、ファンタジーやサスペンスとして見ても平凡くらい?
とりあえず皆さん子供は大切にしましょう。

アジャ監督作好き、子供が活躍する映画を見たい方、そして9回も死にかける理由を知りたい方にはオススメの作品。