dieBananaSuki

フィスト・オブ・ジーザスのdieBananaSukiのレビュー・感想・評価

フィスト・オブ・ジーザス(2012年製作の映画)
4.5
面白え〜
死ぬほどくだらなくて最高。
死んで再び蘇ったラザロの話をこうやってスプラッターに換骨奪胎する発想は見事なんだけど、それ以上に馬鹿馬鹿しさが勝ってそんなことどうでもよくなった。
内容は簡単でキリストが魚でゾンビをぶっ殺す映画だ。
魚で殴り倒したり、投げた魚が顔を貫通したり、ピラニア使ったり、鋭い角的なのがある魚をケツにブッ刺して木にぶつけて顔面を粉砕したり、ノコギリザメで無双したりして挙げ句の果てには十字架でぶん殴ってた。安っぽいんだけど異常なテンションで人体が破壊されていく様は不快感とか感じる間がないのでむしろ爽快ですらある。なんというか無邪気で微笑ましい。最近観た2000人の狂人もだけど陽気さがあるとマイナスな感情が全然湧かないし清々しくて良いなと思う。
フィストオブジーザスってことはキリストの拳ってことか、拳要素あんましないけどバカらしくていいね。
私はブレインデッドが大好きなので本作も楽しめた。思ったのはゾンビってスプラッターと相性がいいってこと。人の形をしているけど化け物ということで観ている側の倫理的なブレーキが効きづらいのでいらんこと考えずに楽しめるんじゃないかなと思った。これは蛇足かな。