最後まで行くのindieのレビュー・感想・評価

小悪党が降り掛かる火の粉を払い続けるとどうなるのか？的な常に何かヤバイ事が起こっている中で、ハヒハヒ言いながら悪事とその穴埋めを繰り返す刑事の物語。
因果応報と云うよりはどれだけの試練をくぐり抜けると幸せはやって来るのか？そんな庶民のささやかな渇望を面白可笑しく描いたこの作品は、終盤は考えこみたくなる様なエンタメ展開ではあるが、オープニングから中盤までのチマチマした災難描写はシチュエーションとギミックの巫山戯加減が焦りつつも笑える。

2015/7/14　シネマアジト