おこめ

ガガーリン 世界を変えた108分のおこめのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

映画冒頭は様々なことを考えて、
映画自体には集中できなかった。
期待、成功への不安、その中でもその大役を務める者になるため、過酷な訓練に耐える日々。
私ならまず選ばれない様に適度に力抜いちゃうなぁとか思った。
最初の有人宇宙飛行成功の人って聞いて宇宙への第一歩すごいって気持ちで片付けてだけど、その成功の裏には様々な部門での責任があって、みんな重圧の中で逃げ出さずこの成功のために身を尽くしたんだってことがすごいし、最初に宇宙へ行くとか
本当に全てが未知数すぎて、理論上可能ってだけのもので、なんて言えばいいのかわかんないがとりあえずなんかもうすごいよ

素直で温厚で勇敢なこの主人公にも
不安な心がしっかりあって、その不安に対して、無駄な不安だよ失敗したら君が何をする暇もなく死ぬだけってゆわれるのは自分の中では印象的だった(言葉は少し変わる)

宇宙船発射までの流れがすごいスムーズで
ストーリーの理解や人物の心情などわかりやすく感じた。
見た後にWikipediaで調べたけど、着陸の様子とかはその通りに再現してて、でも見てて、確実にあの高さから機内から脱出しちゃうの危険って思ったけどやっぱり危険なんやな。
あと最後に、成功後重圧にやられた、その後訓練中に死亡ってあるけど、
私的には重圧にやられて酒に手を出す様になったけど、その重圧が原因で訓練中に死亡してしまったんではなくて、訓練中に別の機体のせいで制御不能になって死亡したっぽい。本当のところはわからんけど、映画だけで得た印象的には重圧の結果って感じやったから。
あと何よりもガガーリンが訓練中に亡くなったんが世界初有人宇宙飛行成功の約7年後やって、なんかもうつらってなった色々。

ガガーリンの有名な言葉として、
Поехали!(さぁ、行こう!)
ってのがあるらしいねんけど、出発の時に言った行ってきますがこれなんかな
Wikipediaでガガーリンの音声で聞けた!

日本以外では(神はいなかった)っていう言葉が有名らしいけど、ちょうど宇宙飛行中に子供の頃の回想シーンでお母さんとの会話の中でユーリーがでも神様がいたらここにドイツ人はいないよって神の存在を否定してて、そこでこの言葉を表現してたんかな
あと地球は青かったって言ったんやなくてロシア語直訳で、空はとても暗く、地球は青みがかっていますって言ってんて!作中には出てきてなかった気がする、

ついでにゆうと、ユーリーが宇宙に飛んだことを、お父さんとか周囲の人間の中で奥さんしか知らんかったんがすごいなと思った、それまで確実に有人宇宙飛行を実施するという情報が国の中でなかったんが異様に感じた。wikiにこれも書いてたけど、ユーリーの前に本当は2回有人宇宙飛行を実施してるが共に失敗に終わったっていう噂もあるらしい。この説はよく考えると矛盾が生じるから多分嘘やと私的には思う。

なんかすごいなって思ったから色々書いてもうたんやけど、
映画の中ではお父さんが喜ぶシーンが1番好きかも
ガガーリンと他の飛行士との間の友情が垣間見えるシーンも全部好きかも
あとはGに耐えるシーンは全部印象的すぎる
おこめ

おこめ