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龍三と七人の子分たちの遊のレビュー・感想・評価

龍三と七人の子分たち(2015年製作の映画)
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言ってしまえばジジイのゆったりオーシャンズ8なのだが、殺人とか右翼とかをビビるくらい軽いギャグとして消化するところに「他の監督の映画では観れない感」がある

アウトレイジとは真逆のほのぼの日常が進んでくのにどこでも拳銃ぶっ放しちゃう奴は居るおもしろアンバランス、ペット焼いて食べちゃうノーブレーキのジョーク、ラストの徐行カーチェイスは「その男、凶暴につき」を思い出させるハチャメチャな破壊性があって、この映画は衰えではなく箸休めなんだろう、北野武は今もなおちゃんとしっかりクレイジーなんだろうと嬉しくなれる 刑事役も控えめだが良い
なんかやべえこと起こってんのに映像のテンションは上がってないというシュールはほんのりライフ・アクアティックみたい
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