mami

チャッピーのmamiのネタバレレビュー・内容・結末

チャッピー(2015年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

データが無くても自分で考えて感情を有し、自分の意志で動く世界でただ一つの生きているAI・チャッピー。
育った環境はギャング一味のアジトという教育環境は最悪だけど、ママの愛情は最高に深くて美しい。ママはね貴方の外側じゃなく心を愛しているの―――そんな話を聞かせて抱きしめる。その姿はAIと人間だけど本当の親子だった。
創造主が撃たれ、ママが死んだその後のチャッピーの反撃は物凄かった。今回悪賢い悪役だったヒュー・ジャックマンをボッコボコにして最後「でもお前を許す」というのはやはり海外映画なので「神は許された」ってのに通じる精神なんだろうかと深読みしてみたり…私がチャッピーなら絶対許さないw地獄で閻魔様にでも詫びろって思う。
そしてラストが思っていたものと違って面白かった。創造主の意識を転送という考えも、ママの意識をバックアップしてたなんて!!考えつかなかった!
観る前は「何も知らないAIが人間に良いように使われて廃棄されるんだ…きっと」とか思って観てなかったんだけど、ラスト何分かだけでもこの可愛いAI坊やを観る価値はあったな、と今では思う。
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