もうすでにロボット警官が普及して活躍している所から始まったり、AI搭載のチャッピーは産まれたての赤ちゃんの状態だったりと設定からしてブロムカンプ監督らしい。
そもそもあまり人間をよい存在として描いていない。純真無垢なチャッピーはそんな人間たちに利用され振り回される。
ブロムカンプの術中にハマったようにロボットのチャッピーに感情移入してしまいました。この監督さんは異端な存在に愛情がある人なのかな?
チャッピーをギャングスタとして教育するダディとマミーにラッパーを起用するとか思い切ったこともしてますね。
一方で悪役にヒュー・ジャックマンを配役。筋肉バカのような悪役を嬉々として演じているヒューも見所です。
でもシガニー・ウィーバーは必要だったかなー?
ラストにしっかりと❓をつけて終わるところなど単なるSF映画、AI物とは違うと感じさせます。
でも個人的には「第9地区」と「エリジウム」に比べると面白みに欠けるかなーと思いました。