チャッピーのキャラクターやアーティスティックな世界観は凄く良かったけど肝心のストーリーがちょっと残念だったかな。
チャッピーを作り出した主人公もただのオタクとしか描かれてなく全く人間味がない上に最後までチャッピー(自分が作り出したAI)を守る事しか頭になくて自己中にか見えない。
街をめちゃくちゃにした張本人のヒュージャックマンの悪事を発見し本人にも悪事をバラすからな!と意気込んでおきながらそんな事は一切せずやはりチャッピーを守る事しか頭にない。
なんか主人公としては無責任すぎるしあとそもそも影薄すぎない?
チャッピーと共に生活をしてたニンジャ、ヨーランディ、アメリカは個性があってめちゃくちゃ良かった。
ニンジャとヨーランディの2人はダイ・アントワードというラップグループをやっておりYouTubeで何曲か聴いたけどこれが意外と良い。
数千万回から数億回まで再生されてるMVもあって南アフリカでは(というか世界的に?)有名な方達なんですかね。
この映画見るまで俺は一切知りませんでした。
にしても俳優でもないアーティストがあんなに存在感のある演技が出来るのは凄い。
今回珍しく悪役を演じたヒュージャックマンはなんかいまいち印象に残らないというか…これまた影が薄かったなあと。
その上司役のシガニーウィーバーもなんだかもったいない使われ方。
最後のオチもそんな簡単に人間の意識をロボットに移行できちゃうんかいとツッコミ所満載。
そもそも病院連れて行けば普通に助かったのでは?(笑)
ヨーランディも果たしてロボットにされる事を望んでいたのか…(笑)
てかUSBメモリーでロボットとして復活ってトンデモ設定すぎてこれはさすがに笑う。
この監督の事だからそもそもギャグでやってんのかもしれないけど。
チャッピーの可愛さは良かったけど中身が薄かったのが興収が伸び悩んだ原因かね。
制作費約50億で興収約105億は少し寂しいね。
日本でも謎のカットが入って(アメリカが切断されるシーン等)少し炎上してしまいそれが原因かは知らんが全くパッとしない成績で終わっちゃったとか。
ロッテンでも評価低いし色々と残念?な作品なのかも。
でもまあそれなりには楽しめた。