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トイ・ストーリー4のmanamiのレビュー・感想・評価

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)
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3回目の鑑賞。
前作で完璧な幕引きをしてみせたのに、続編の報を聞いた時にはそりゃ驚いたもんです。そんな大人気シリーズの4作目も、おもちゃ達が「小さな大冒険」を繰り広げてる。
バズの内なる声は高性能AI搭載かってくらい空気読むし、バズとフォーキーのWボケを相手にするウッディはまるで東京03飯塚さんのようだし、お久しぶりのボーがかっこよすぎる。
それにしても子どもって。
プレゼントをもらったら中身よりも、大きな包装紙や魅力的な箱やピラピラしたリボンの方に心を奪われたり。
新しいおもちゃを欲しがってもその結果手に入れることができても、結局のところ一番長く夢中になって遊ぶのは前から持ってるボロボロのおもちゃだったり。
道ばたの石ころやいい感じの枝、どんぐり、せみの抜け殻。ラップの芯やプチプチなんかも。そういう「取るに足らないもの」が大好き。子どもってあるよね、そういうとこ。
学校に通う歳になっても例えば授業中、教科書に沿った内容よりも、先生がする雑談や「ちなみに」の雑学の方が面白くて、卒業後にその先生のことを思い出す時についてくるのはその脱線した話のほうだったりする。
だから今作で「ゴミ」をボニーの新たな相棒であり宝物としたのは、本当に上手いなぁ子どもの目線だよなぁと、まずは感心しきり。
作中でもダッキー&バニーとバズが鍵を手に入れるためにあれこれ策を練るくだりとか、そういう「取るに足らないシーン」がやたら面白くて、それがやっぱり今作そして今シリーズの素晴らしいところだわ。
ただ、子どもの生態に関して言えば不思議なのは、ボニー初登園日のクラスメートたち。なんであんなツンケンしてんの?自分勝手でなんぼの年齢だから、みんながみんなフレンドリーではないとしても、お世話好きの子ってのもたいてい一定数いるもんだけどね。これはお国柄の違いなのかな?
ところでFilmarksのキャスト欄にキアヌリーブスってあるのに役名が表記されてなくて、気になって調べたらデュークカブーンだった!このシリーズは吹替でしか観たことないけど、あのバイカーがキアヌってのジワるから、字幕でも観てみたい。

76
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