松井の天井直撃ホームラン

トイ・ストーリー4の松井の天井直撃ホームランのレビュー・感想・評価

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)
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↓のレビューは、以前のアカウントにて鑑賞直後に投稿したレビューになります。

☆☆☆☆★

※ 長〜い、長〜い!エンドクレジットの、最後の最後にちょっとした小ネタ有り。
別に観なくとも問題ないですが、『トイ・ストーリー』を骨の髄まで楽しみたい人ならは、是非とも客電が点いて客席が明るくなるまでがオススメです。

あの『トイ・ストーリー』が帰って来た。
でもJ・Rはセクハラ問題でもう居ない。
果たしてどうなのだろう?…。

だが、そんな不安は水泡に帰したであろう事など速攻で分かるくらいに、冒頭の場面からすでに胸をグッと鷲掴みにされる。
続けざまに押し寄せるタイトルバックでの秀逸な時の流れ。

かっては一斉を風靡した人気オモチャだったウッディだからこそ、子供に遊ばれる喜びを誰よりも知る。今ではなかなか遊んで貰えない悲しさも知るからこそ、ウッディは(オモチャとして持ち主への)《内なる声》の使命感を人一倍強く心に抱く。
そんな彼にとって、「僕はゴミなんだ」と常に叫ぶフォーキーは、放っては置けない存在。
何故ならば。フォーキーは、ボニーがひとりぼっちの悲しみから生を受けたオモチャなのだから…。

予告編を観た時に心配していた、ギャビー・ギャビーとベンソンが登場する場面。
どう観てもホラー的な雰囲気がプンプン漂っており。『トイ・ストーリー』の世界観から見て果たしてどうなのだろう?…と。
実際。音楽絡みで、『シャイニング』感を完全に出しており。当初は、明らかに悪役として登場するギャビー・ギャビーだったのだが…実は。

映画は、このフォーキーとギャビー・ギャビーとゆう(2人?)キャラクターを巡って。【救出と心の解放】とゆう2つの要素を併せ持つ展開が、数多くの楽しい新キャラを配して描いて行く。
この時に、或るキャラクター(人物?)との再会から。ウッディの持論である、《内なる声》の使命感と。「棚に居るだけでは何も起こらない」…との、2つの相反する考え方による人生訓めいた展開に少しずつなって行く。
この辺りは、悪く言えば【余計】ではあるのだけど。このやり取りが有るからこそ、最後にやって来るつかえるオモチャとして生きる(持ち主に仕える事の)喜びとは?…との思いが効いて来るとも言える。

とにかく、〝そこ。に至るまでが、笑って泣いての繰り返し。
新キャラのダッキー&バニーや、カブーンらが大活躍をする。「◯をよこせ大作戦!」を始めとするキャラクター達の一挙手一投足等に、ゲラゲラ笑わされたかと思えば。それらのキャラクター1人1人が背負って来た背景にしんみりとさせられる。
もう最後は、オイラの眼球黒部ダムが完全崩壊。いや〜泣いたね〜。・゜・(ノД`)・゜・。

もはや1回観ただけじゃあ気が済みませんな〜。
最低でも後2回は観たい…いや観る気持ち満々( ´Д`)
書きたい描写が沢山有ったのだけど、今日はもう泣き疲れちゃってね〜(つД`)ノ

…って事で、最後に一言。

偉大なるイーブル・クニーブルよ永遠にヽ(´▽`)/

2019年 7月13日 TOHOシネマズ日本橋/スクリーン5