私はアニメーションのキャラクターを永遠のものとして大事にしまっておきたい、何だったら彼らの時を止めてしまいたい的な願望をおそらく持っていて、だからトイストーリー4の結末はめちゃくちゃめちゃくちゃさみしいんだけど、「カーズクロスロード」や「シュガーラッシュオンライン」などの近年のディズニーピクサーの続編を見ると、キャラクターにしっかりと人生を与えること、何よりも変化をおそれないことが重要視されているようで、モラトリアムファン（私のこと）はほっといてその姿勢を大事にしてほしいと思いました
実写版アリエルのキャスティングにもつながる、ディズニーブランドとして、前に進む理念と責任があるのだと思う
だからこそCG技術があんなとんでもないとこまで進化したのだと思う
冒頭の大雨！すごすぎない！？ボーの質感！羊ちゃんたちめっちゃいきいきとかわいくなってた 名前覚えられなかった
トイストーリーを初めて見てからずっと抱き続けてしまっていた「失くしたおもちゃ、捨てたおもちゃへの罪悪感」を拭ってくれた脚本がとても優しい
すべてのおもちゃを大事に扱うことはできない子どもの無邪気な気まぐれが、リアルに悲しく描写されるけど、それは同時に気まぐれな子どもだった私たちを救済してくれるね…
黄色くなってしまったドナルドダックのぬいぐるみ（他）よ…どっかで楽しく冒険しててくれよ たのむよ
アンディという優しい理想の持ち主のもとで大事にされて人気者で特別な存在だったウッディが、現役を退いて、自分の持つものを与えて、めぐまれないおもちゃ達を助けていくのがなんか…富の再分配的な…ノブリスオブリージュ的な…大いなる力には大いなる責任がともなう的な…
ウッディもボーも役目を果たして（ボーが子ども部屋にいることでモリーが安心して眠れるようになったこと、映像で観たかったよね！！！）、次のステージに向かったのだと思うと、これはなんか…とっても大人向けでは…定年退職後の人生探しというか…フォーキーもそりゃ生きる意味を聞かれちゃうよな…
フォーキーもいつかボニーのもとを去る（譲られることはないだろうから、壊れるかも、捨てられるかも）けど、それは必ずしも悲観的なことではないんだなと、1〜3作目にはない視点で答えをくれたことが良かった
「君はともだち」の歌詞「♫時が流れても、変わらないもの」を聴いて秒で泣けるくらい出来上がってる私ですけど、4作目を見てさらにその想いが強くなったよ
こんな喪失感の中でも変わらないものはあってそれが糧になるんだなあ
♫お前の中に〜生きている〜って感じだよね
ライオンキング楽しみですね
他にもたくさん書きたいことがある気がするけど、見てる間中なんかずっと泣いてて画面はにじむし、終わったあとは興奮と戸惑いと胸にポッカリ穴が空いたような感覚で考えがまとまらないし、最後のウッディとバズのセリフ最高に最高に最高にかっこいいし、Yes we Canada!!の精神に救われたし、とりあえず次は友達といっしょにまた見に行きます
