そい

ラストナイト・イン・ソーホーのそいのレビュー・感想・評価

3.5
エドガー・ライトが大好きなんですよ。男たちの友情だったり悪ふざけだったり願望だったりを小気味よく楽しく見せてくれるので、洋画ということもあって、自分にはまったく関係のないところのエンタメフィクション娯楽作を見せてもらってるな〜という感覚でいました
でも女性主人公の映画となるとそうも言ってられなくて(まあ「ベイビードライバー」あたりで気づけよという…そこは主題じゃないからと見て見ぬふりをしていたよ)、女性の直面する問題を最終的にホラー演出で怖楽しく演出されると、なんというか…少し不誠実な気がして… うまく言えないんですけど

主演2人はとても魅力的で、演出や編集は楽しかった部分も多かったんですが、でも私は最後の最後、謎が解明した後の彼女の散り様を見て、えっ?今のって「若く美しい女=善、年老いて美しくない(とされる)女=悪」っちゅうこと!?魂の救済で若返るんか??無力で、男に苦しめられるばかりの若い女という立場に??それはいいことなんか??誰から見て??こっっっっっっわ…!!!てぐったりしましたね… 意図してても意図してなくてもどっちにしろこわいんよ

でもエドガー・ライト好きな気持ちはまだ強く残っているので、次回作も楽しみに観に行くと思います
この題材を選んでくれたことは本当にありがとうと思っているので
そい

そい