ギルさん

トイ・ストーリー4のギルさんのネタバレレビュー・内容・結末

トイ・ストーリー4(2019年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

大好きなアンディの意思でボニーにプレゼントされたウッディたち。
持ち主の人生に寄り添うために仲間を決して見捨てず強い団結力で結ばれた仲間。

その思いはどこへ⋯⋯。

例外はありつつも人が見てる前では決して動いてはいけないルールは、おもちゃ個人個人の意思によって守られているもので、その気になれば動けるのは分かりつつも、シリーズを重ねるごとにスケールアップを繰り返して大胆になっていく演出。
「見えなければいい」とパンクさせる行為や下手したら怪我人が多数出ていてもおかしくない車の暴走。そして警察沙汰。
1の悪がきシドを懲らしめる為なら兎も角、幸せな家庭、しかも持ち主一家である。その迷惑極まりない行為はちょっとやりすぎだなーと思いました。

ゴミのリサイクルでもおもちゃとして作られると魂が宿る演出や、ギャビーのくだりはとても良かったです。
カブーンキャラたちすぎ笑

ウッディについて。
子供を幸せにするために作られたおもちゃとして誰よりも持ち主を大切にし、持ち主に寄り添う事を1番に考えるウッディが最後の選択で何でそっち選ぶの!?ボーを迎え入れたらだめかな!?と驚いたけど、その強すぎる忠誠心と使命感に縛られていたのも事実。
女の子であるボニーのおもちゃになってからは遊び相手になる事も少なく、「アンディが1番お気に入りのおもちゃ」という過去の栄光にしがみついて必死に自分のアイデンティティを保とうとしてる姿は見てて辛いものがあった。
迷子がテーマにあったけど、ウッディも自分を愛してくれる存在がいなくなってしまった迷子だったんだなあと。

ウッディの物語として観ると、おもちゃとしての役割を一旦果たして自分の好きなように生きる道を選択した最後の展開もありなのかなと。
その辺はギャビーに音声機をあげる決心をつけた所で覚悟というか何か吹っ切れたものがあった気が。

でもやっぱり本音は、ウッディはバズや仲間たちとずっと一緒にいて欲しかったね〜。
ギルさん

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