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ダム・キーパーのsarのネタバレレビュー・内容・結末

ダム・キーパー(2013年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

短い時間の中で幾度も感情が迷子になる。街が汚染された大気に覆われていく様子は、まるでこぶたの絶望に打ちひしがれた気持ちを表すよう。そして一夜明けて太陽が出て街が光で覆われ息を吹き返したように街が少しずつ復興していく様子もまたこぶたの気持ちを表すのだ。そしてこぶたと私の気持ちをここまで振り回し左右させたのがいじめられっ子である彼の唯一のお友達であるきつね。息を吐くように他人の悪口言う子は自分の悪口も言ってるという潜在意識があったからかきつねが描いたこぶたの風刺画を見た時やはりと思ってしまってきつねもまた虐めてる皆んなに同調する事で自分の立場を守ろうとしていたのかと疑ってしまった。大切な人に手を振り払われるという経験は恐らくいじめっ子に虐められるより辛い事。だからその隣にこぶたの友達として描かれたきつねの姿を見た時何とも言えない気持ちが込み上げた。
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