フォロワーさんたちの評価が高いので見たいなぁとずっと思っていた作品。やっと見ることができました。
いや、すごいな。脚本がすごく凝っていてしっかり練られているよなぁって思う。
「シークレットスーパースター」とか「バジュランギおじさんと…」とかもインドの抱える問題がしっかり盛り込まれているんだけれども、どこか王道路線な感じもするから、既視感が全くないとは言えなかった。だけど、この映画はストーリーがとても斬新！
地球にやってきた宇宙人が、帰りの宇宙船を呼ぶためのリモコンを地球人に盗まれてしまう。それを取り返すためにインドの大都会デリーにやってきたが、誰に聞いても「そりゃ神様にお願いしな！」と言われ、神様を探し始める。しかし、神様と一口に言っても、あの神様、この神様、お願いの仕方も違えば、供物も違う。果たして彼は無事に元の星に戻ることができるのか？！というお話。
宗教問題に切り込んだ作品としては非常に斬新だと思う。新興宗教という形に持って行ったことである程度の批判は避けられるように作っているところが上手いなと思う。政党、野球、宗教の話題は、ビジネスでも避けることが鉄則とされているくらい、それぞれがそれぞれの考えをもち、意見の対立が避けられない話題だ。そしてまたそれに対する思いが真剣であればあるほど、それに触れることは難しいデリケートな問題になっていく。
よく、この話題で映画を作ったなぁと思うし、それをよく上手いこと着地させたなぁと思う。しかも、宗教だけじゃなく、そこに愛情、さらには優しい嘘ということまで混ぜ込んで、とっても温かで優しい作品に仕上がっていると思う。
最初、アーミルカーンが裸で出てきたときは、ターミネーターのパクリか？！と思ったし、大丈夫かなぁこの映画、と思ったけど、とっても楽しく、興味深く見られた。
おじさんのお尻に挟まったズボンを引っ張ったり入れたりするところ（すみません、下ネタで）、声出して笑ってしまいました。あの無邪気さが子供みたいでかわいかった。
すごく気になっているのは、ｐｋがくちゃくちゃとなんか食べてる食べ物で、あれはなんなんでしょうか？口の周りに色がついてて、チョコレートかなんかなんだろうか。気になる…。
