第二次世界大戦中に日本軍に徴兵することを余儀なくされた韓国人青年。そこで出会った日本人女性との許されない恋を描く。
戦争がテーマではなく完全にメロドラマだがかなり好み。
日本人の秀子は柔軟な精神の持ち主で、「日本人が嫌いです」という台詞に対し、「私は日本人じゃない。秀子という女。」「恥ずべきなのは人種じゃなく人格」と応える。
そんな部分に惹かれて密会したり駆け落ちしようとするが現実はそう上手くいかず。
反日を押し出してるわけではなく、きちんと日本人にも不満を持つ者やイイ奴も出てくる。ただの悪として薄っぺらく終わらせていないのも好感持てた。
日本人も韓国語を話すので、日本人と韓国人の見分けが付きにくいが、秀子の奥ゆかしくも強い性格はなんとなく日本人っぽくてしっくりくる。