《より迅速に、より劇的に。》
マスコミの大好物を嗅ぎ分け、その贄を漁るパパラッチ。
脅すように、舐めるように現場をカメラに収めてゆく。彼が突きつけるのはもはやカメラではなく、銃器。風貌はショットガン片手に、夜の街を徘徊する殺人鬼そのもの。
彼を異常なまでに駆り立てたのは、自己顕示欲とそのカリスマ性。美しさを感じるほどの狂気は、指数関数的に増大していく。
以下、ネタバレを含みます。
とっても好きな作風で、大満足でした!
ストーリー展開も分かりやすく、人物描写もとても丁寧。ルイスの人間性も悪のカリスマ感があって魅力的でした。少しずつ加速していく狂気的な行動に、ハラハラしっぱなしでした!
ただ、ラストはあっさりで、終わり方に物足りなさを感じてしまいました。(もっと過激な終幕を期待してました)
p.s. ジェイク・ギレンホールがハマり役で、カッコよかった!!