きりん

ナイトクローラーのきりんのレビュー・感想・評価

ナイトクローラー(2014年製作の映画)
4.0
"ネタ"を追い求め危険で非道徳な行動をも厭わないパパラッチの話。
「仲間だったんでしょ?」「今はネタだ」パパラッチ仲間が死んだ現場さえもカメラに収めて局に売り捌く主人公ルー。もともと彼は仕事にあぶれたただの男だった筈なのに、ある時人の死や事件がカネになる事を知ってからは変貌。
今にも自分自身が事件に巻き込まれるかもしれないハラハラとした状況なのに、私欲のためににエスカレートする人間の欲望の果てしなさが、ジェイクギレンホールの怪演を通してまざまざと描かれていました。
不思議と彼らの動向から目が離せない我々自身も潜在的にネタへの好奇心に飢えているのかも…
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