るい

わんわん忠臣蔵のるいのレビュー・感想・評価

わんわん忠臣蔵(1963年製作の映画)
3.7
いやー、最後切腹したらどうしようかと思ったけど大丈夫だったわ😂わんわん忠臣蔵の名の通り忠臣蔵をモチーフとした作品。

浅野内匠頭は山を守る野良犬のお母さんシロ
大石内蔵助を息子のロック
吉良上野介を虎のキラー
に置き換えられています。

原案は手塚治虫先生。実は原案とかけ離れているやら、でもアイデアは結構盛り込まれているやら結局の所どうかのかはわかりませんが、子供から大人まで、忠臣蔵を知ってる人も知らない人もとっても楽しく見られる作品となっています。

野良犬ロックの母親で、山の野生動物たちの優しいお母さん的な役割のシロ。この存在を気に入らない山の悪大将である大虎のキラー。このキラーが子分のキツネのアカミミを使ってシロを誘き出し殺してしまう。ロックは怒りに任せてキラーの巣に乗り込むが、小さな体では太刀打ちできない。修行を積む為に街に降りることに。

幼いロックこれからどうするんだと思いきや、街の野良犬たちを味方につけて、困難にも打ち勝って成長していく様は見ていて頼もしい👏街の野良犬のボスのゴロもいいやつだし。
あと、山で始まった戦いは山で終わるのかなと思ってたのですが、街へ行き、動物園へ場所を変え、最後は遊園地での決闘にもつれ込むのが良い。ジェットコースターのシーンとか、よく洋画で見る電車の上での戦いみたいだったし😆

作風はディズニーに似ていてなかなか良かった。まず絵が上手い。様々な動物たちが出てくるんだけど、それぞれの動きも滑らかでコミカルで、手で一枚一枚描いてるんだと思ったらほんとすごいですね✏️
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