素晴らしい映画。そして恐ろしい。
アルゴのような緊張感と興奮を見ていて感じた。物語のリズム感かな？
全世界が、なんなら私のすべても監視されていたかもしれない。そう考えるととても恐ろしいし、身近な問題に感じた。
隠すことは何もなくても、それでも全部を見せていいと選択した訳ではない。
自由と安全を天秤にかけたところで、もちろん安全の上での自由を大勢の人が求めると思うけど、だからといって自身で選択をする自由だってある。勝手に知らないところで監視されていたというこの事実。
スノーデンが全てを犠牲にして告発していなければ、きっと今も、、、もっと恐ろしい事態になっているかもしれないと思うと本当にゾッとする。
そして実際に中で働いている者達もまた、疑問に思ったり犯罪行為だと分かっている人もいる中で声を上げられない、潰されるという脅威に負けてきていたことも、スノーデンの行った事がいかに勇気のいることだったのかと思う。
同僚のあのアシストのシーン。今回の映画の何処までがノンフィクションなのか分からないけど、スノーデンと同じ気持ちの人が働いていてよかった。
ローラをはじめとする信頼できる人達の出会いもかなり大きい。
いま彼はモスクワにいて、リンゼイもモスクワへと聞いて、ロシアで頭脳を使われてる。タダで守ってもらえるわけない。との声を耳にしたけど、こんなに自分の人生を賭けて告発した人が、違う国で悪さに加担するだろうか。
もちろんセキュリティ関連のコンサルとかはしてるかもだけど、ロシアがまた同じような情報収集や監視をしていたら、彼はまた告発するのだろうか。
今の彼の本当のところは分からないけど、正義への信念が変わっていない事をただただ信じて、また全世界特にアメリカの今がスノーデンのお陰で報道通り本当に変わった事を願うばかりである。
