藤川

スノーデンの藤川のレビュー・感想・評価

スノーデン(2016年製作の映画)
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暴露の動機を「国民に議論してもらうため」みたいに言ってたけど、映画全体のトーンとしてスノーデン側を無条件に肯定する向きにバイアスがかかりまくってて、全然公正中立的じゃないというか、作ってる人たちがもうそもそも議論する気ない(政府側の言い分を排除する気マンマンな)んだから、その時点で矛盾してて真剣に聞く気なくなるね。
ラストシーンの本物のスノーデンの清々しい笑顔に観客が万雷の拍手を送るっていう演出はちょっとどうかと思う。
そういうバランス感覚がないからオリバーストーンの話っていまいち真剣に聞けないというか、そのへんにいる軽薄なリベラリストですねとしか思えない
藤川

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