なでしこ

本能寺ホテルのなでしこのレビュー・感想・評価

本能寺ホテル(2017年製作の映画)
3.7
〜私が過ごした一日は、信長の最後の一日だった。〜

婚約者の恭一の両親の金婚式に出席するため繭子(綾瀬はるか)は京都へやってきます。手違いで泊まる予定だったホテルに泊まれず、偶然見つけた本能寺ホテルへ宿泊することに。
部屋へ向かうべくエレベーターに乗るも、扉の向こうは戦国時代の本能寺に繋がっていました。そして織田信長(堤真一)と出会い、信長の生き方や考え方に触れ、これまで他人に流されてばかりの自分に疑問を持ちはじめます。
繭子は答えを見つけられるのか、明智光秀の謀叛を知った信長はどうするのかが見どころです。

🍽美味シーン🍽
★金平糖★
繭子がタイムスリップする際のキーアイテムとなるのが金平糖です。京都に実在する1847年創業・緑寿庵清水の金平糖です。

★牡丹ハモ★
京都の名物ハモ料理。恭一のお父さんは料亭を営んでいて、この牡丹ハモが出てきます。骨切りしたハモに葛粉をまぶし熱湯に湯通ししたもの。湯通しするとハモの身が牡丹の花のように広がることからこの名が。このハモ料理を前に、義父から「あなたは何か自分がやりたいことはありますか?」と訊かれ、繭子が自分の生き方を見つめ直すきっかけにもなる場面です。
なでしこ

なでしこ