サムライミ以降のスパイダーマンも映画として別に好きではないけど、クオリティが高いってことは凄く大事でそれだけで本当に素晴らしいことなのだと吼えろペンのエピソードでも確認した事項を再確認する。
後の作品と同じ名を冠すことが信じられない圧倒的なつまらなさだが光るものもある。そもそもスパイダーマンが香港のマフィアと戦う設定は今や絶対にできない安易さで最高。
あとは目。しょぼいアクション。寺の鐘の音デカ過ぎ。香港の老人の雑な日常。ボートに乗るスパイディ。投網過ぎるウェブ。最後の展開の異常な早さ。クソみたいなロマンス。などなど。
ものすげえスパイダーセンスがあんのに全く役に立てずに一般人の飛び道具に普通に二度も狩られてパンピーに運ばれ鍼治療してもらって最後はしっかり警察に通報する。こんな家庭的なスパイダーマンなど今やどこでだって見ることはできまい。
スーツの顔が惨憺たる様。目がやばすぎる。深淵に覗き込まれるとはこういうことか。