Amazon Prime Videoにて
皆様の高評価から興味を持ち視聴
誤解を恐れずに書くと非常に良質で、よく練られた劇場型のシナリオ設定での過激さが少ないド変態映画
Googleをモデルにしたような企業ブルーブックの創業者オスカー・アイザックと彼から実験プログラム参加要員として抽選で選ばれ秘密の山荘🏔🏡に呼ばたケイレブ役のドーナル・グリーソン。
ボーダーメロンとヒックス将軍じゃないか❗☺いきなり配役からしてツボる。
そして社長の周りにはなぜか言葉をしゃべれない日本人女性のエロいメイド、キョウコと、半分機械が露出たしたアリシアヴィキャンデル演ずるAIロボットのエヴァだけ。
エヴァの造形は気持ち悪いと可愛さのギリギリ、顔がとても美しいが機械部分も多く髪の毛もなく、あと1歩どちらかにずれるとロボットに見えるか人間に見えるかの境目を見事に表現した奇跡の造形、そしてこの境目にあるということがエンディングにおいて非常に大きな意味を持つ
ストーリーはブレードランナーのデッカーのレプリカントを見極める尋問の話に少し似ていた。チューリングテスト、「イミテーションゲーム」観た後だとグッとくる❗️究極のAIである事を判定するためのテストなのだが、そのやりとりからケイレブとエヴァの間に情愛が生まれてくる。
オスカーアイザックの社長曰く完璧なAIだったら人間の感情を操ってでも自分を束縛された環境から解き放つ手伝いをさせることまでできるはずだと言う理論、そしてこの話が伏線になる
もう一つ完成したAIから見れば人間は草原に暮らしわけのわからない言葉を話す原始人にしか見えないはすだとの言葉これも強烈な伏線となる
社長がAIの旧型バージョンに対して行った様々な行為、そしてキョウコへの扱いは変態的で異常
ケイレブはあくまで善人でいろいろ騙される😭
最後のエヴァの一連の行動はとてもシュールでありとても美しく、これも誤解を恐れずに云うと変態的である
こんなに綺麗でシュールなR15映画は見たことがない❗
やはり監督も主演女優もヨーロッパ❗
女性の描き方や自然なヌード描写はヨーロッパ的で非常に良い。変態的だがエロさはほとんどないとのバランスがさすがだ。
同監督の後作のAnnihilationよりは数倍面白いと思ったがこれを機に見直してみようと思った。
