cbap

エクス・マキナのcbapのレビュー・感想・評価

エクス・マキナ(2015年製作の映画)
4.2
目標や目的があっても思想や心情がないというのは冷たくて寒々しい。
ロボットやAIの反応としても怖いが、なんだか現実の社会の、例えば会社だったり国や地方の自治体だったりでも起こっていることなんじゃないかと感じた。

仕事だって周囲との関係や他者への愛がなく、ただ目標を設定して遂行のための最短距離を計算していくだけなら、それこそAIと変わらない。人間味のない反応のように感じてしまう。成果の先には喜びがあるべきだし、喜びってのは個人の成果だけじゃ達成できないはずだ。
なのに経済的成果が唯一の正解のように言われる社会は、人間の自分には生きづらいと感じてしまう。
cbap

cbap