このレビューはネタバレを含みます
独特な映画やった。SFってほんま、あんま意味わからんから苦手笑
AIについて色々示唆的だったしリアリティもあったからそっち方面に興味がある人は楽しめると思う。
社長のたくらみは「AIが"本物の人間"たりうるには、強い生存本能が必要。その生存本能があるか調べるために、第三者の主人公を呼び、主人公を騙して脱出しようとするかを検証した」っていうもの。で、実際に実験は成功して喜んだのも束の間、でも不運にも主人公が一枚上手で脱出を許してしまって自ら作り出したAIに殺されてしまう。しかも、主人公ですら利用しただけだから施設に取り残され、人間と見分けがつかない容姿になったエヴァは外の世界を歩く。
バッドエンドって言えばそうなんだけど、別にエヴァはAIを作れたり生殖できたりするわけじゃないから、割と終わりが見えてる感じがする。決して、人間とAIの逆転とかではないな。
テーマの把握が難しくてイマイチ乗れなかったんだけど、個人的には「プロメテウスの火」に落ち着いた。作中でも言及されてたけど、人間と全く同じAIは人類には過ぎたるもので、それによって苦難に襲われる可能性がある。自己の定義が揺らいで自傷した主人公のように、代償は大きい。
友達がふと、バーバパパの「あかん有名人が母校訪問に来たとき」って動画の「人工知能が差別用語になる」を思い出したって言ってて、確かに〜と思いつつ再視聴したらテンションの高低差で脳バグった🧠💥