Aimi

エクス・マキナのAimiのレビュー・感想・評価

エクス・マキナ(2015年製作の映画)
4.1
私の大好きでたまらない作品「CUBE」は、低予算で作られた作品。だからこその限られた空間、登場人物で物語が練られていた。「SAW」も同じ感じ。
そんな「低予算で作られた素晴らしい作品」リストの中に、「エクス・マキナ」は仲間入りされた。

青と緑と赤で色付けられた、ものすごく限られた空間で、たった4人の登場人物たちだけで展開されていく物語はその妙が紐解かれた時に深い衝撃を観客に突きつける。
それはAIの存在がはるか遠くの可能性ではもはやなくなってしまったからこそ感じうるもので、ゾッとする恐怖もそれに伴ってくる。
エヴァの作中の言動のどこからどこまでがプログラミングされたものなんだろう。もしそのすべてがそうなのだとしたらエンディング後、彼女は何をもって動いていくのだろう。
ゾクリとする恐怖を感じつつも、そんな彼女の明日に思いを馳せながら映画館を後にした。
Aimi

Aimi