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エクス・マキナのLBのネタバレレビュー・内容・結末

エクス・マキナ(2015年製作の映画)
2.7

このレビューはネタバレを含みます

検索エンジン、SNSでのやり取り、スマホやパソコンの内蔵カメラ・・・それらによってパーソナルを完全に掌握することが出来るということがこの映画のキーポイントとなっている。
主人公のケイレブをテストに選んだのも、実は社長のネイサンではなくAIに誘導されていたのではないかと疑ってしまう。ネイサンは常に不気味で高圧的で悪役として描かれていたことから、ネイサンと性格が合わないケイレブが選ばれたのかなと考えてしまった。

キョウコが食事のサプライをミスするシーンはあえて人間らしくみせるためにプログラムされたことなのか気になった。AIが完璧に振る舞いすぎると違和感や嫌悪感を抱いてしまう不気味の谷現象を乗り越えたことを意味していたのだろうか。

人間とAIの区別がつかなくなっていくシーンとして、ケイレブが自分の腕を切るところがあるけど、少しあからさまな気がした。それよりも最後にAIがヘリコプターに乗って行ってしまうシーンは、操縦者である人間に完全に人間だと認識されていたからなんだろう。そこは感心した。

正直、観た後に考えても答えが出てこない映画はあまり好きじゃない。
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