同性のパートナーのいる母、シングルマザーのマギー、トランスジェンダーの我が子。
もし自分の子がトランスジェンダーだったら、と頭のどこかでうっすら思いながら観ていた。
「私は体も心も女の子だよ。たぶん。」
「それはラッキーだね。」
子供のニュートラルさに少し救われた気分。
『マレフィセント』で妖精のような愛らしさを遺憾無く発揮したエル・ファニングが、どんどん男の子に見えてきて不思議だった。
エルもだけど、ナオミ・ワッツも、お母さんたちも、本当に演技が上手い。
完璧な母親なんていない。
完璧じゃないからこそ、がむしゃらに子供を守ろうとしてる。
その必死な思いが伝わってきた。