一見レイが主人公のお話に見えるが、実はレイの母親が中心に３世代を描いている。
邦題が誤解させているのだろう。
視点を変えるととても良い親子愛を描いた映画だと思う。
日本ではなかなか理解し難いストーリー構成に感じるのは、まだ多様性を受け入れる段階に来ていないためだと思う。
都市部の米国では、個人を尊重することは当たり前のこと。しかし当事者になると気持ちがついていかないのが現状なんだと思う。
その辺りの葛藤がうまく表現されていた。
深刻な場面になりそうなシーンでもどこかクスッと笑えるところが、このチームの素晴らしいところ。次回作もとても楽しみ。
