Kyasarin

白河夜船のKyasarinのレビュー・感想・評価

白河夜船(2015年製作の映画)
3.5
わたしは、誰がなんと言おうと 白河夜船 大好き芸人です。そもそもタイトルが好き。そして、寺子がとてもよい。
深い眠りに堕ちてゆく心地良さと怖さ、そこから戻って来れなくなって仕舞いそうな不安。
私にも眠たくて眠たくて仕方ない時期があった。眠りに逃げていたのかもしれない。眠りに逃げて、でもこのままじゃいけないって。
変わらなきゃいけないって。だから寺子の気持ちはとても分かる。
不倫したことは無いけど(笑)
共依存なんだけど、岩永さんは本当に狡い男だよね。でも憎めないの。だから寺子は言う。「そのかっこよさを見てる、私をちゃんと見てる。本当はすごく冷たい人なのね、あなたは。でも好きなの、たまらなく好きなの…そのやり方」の言い方がっ!!わたしは!!たまらなく好きなのっっ!!安藤サクラ様の!っ!!言い方がっ!!!
取り乱しました(笑)

空気感と生活感と、でも闇に易々と陥れてしまいそうな危うさ。その中での刹那の悦び。

すっっごくマニアックなんだろうけど、岩永さんとのベッドシーンでのキスシーン、寺子されるがままなんですよ、それがもうね、よいですよね。ほんとに。これは同じサクラちゃんファンの方とも意見が合致しました(笑)

この映画の中で一番エロスを感じるシーンは中華料理をふたりで食べるシーンだと思いますね。マジで。
因みに、万引き家族では穴掘った後にお風呂入ったリリーさんの背中をサクラちゃんがタオルで拭くあのシーンだと思います。「そこビシャビシャにしないで〜」みたいに言うところまでがセット。

最後の花火のシーンの寺子のかわいいことかわいいこと。

観た人全員寺子を抱きしめたくなるから、絶対。
線の細い寺子、華奢な寺子。
守ってあげたいわぁ〜。

ネイルをリムーバーで取りながら電話するところ、すき。絶対やりにくいのに、スピーカーホンにしなさいよ(笑)て思うのに、やらないのがとてもいい。寺子はそういう人間なのだよ。

この映画のどこが好きかを聞かれたら、三日三晩エンドレスで話せそうなくらいに本当に大好き、この映画。

YES、ただのラブレター(笑)
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