白河夜船の作品情報・感想・評価

白河夜船2015年製作の映画)

上映日:2015年04月25日

製作国:

上映時間:91分

3.2

あらすじ

恋人・岩永(井浦新)と不倫関係を続ける寺子(安藤サクラ)は、仕事もせず毎日家で岩永からの電話を待つだけの日々を送っている。岩永には妻がいるが、彼女は交通事故にあって以来ずっと植物人間状態にあった。岩永との関係は進展しないながらも穏やかに続いていたが、寺子にはひとつだけ彼に言えずにいることがあった。それは、最愛の親友しおり(谷村美月)が死んでしまったことだ。大学時代に一緒に住んでいたしおりとはどん…

恋人・岩永(井浦新)と不倫関係を続ける寺子(安藤サクラ)は、仕事もせず毎日家で岩永からの電話を待つだけの日々を送っている。岩永には妻がいるが、彼女は交通事故にあって以来ずっと植物人間状態にあった。岩永との関係は進展しないながらも穏やかに続いていたが、寺子にはひとつだけ彼に言えずにいることがあった。それは、最愛の親友しおり(谷村美月)が死んでしまったことだ。大学時代に一緒に住んでいたしおりとはどんなことでも話せる仲で、岩永との関係についていつも親身に相談に乗ってくれていたのも彼女だった。しおりは男たちにただ添い寝をしてあげる“添い寝屋”という奇妙な仕事をしており、まるで天職のようにその仕事に夢中になっていた。そんなしおりが自ら死を選んでしまったことに寺子はショックを受けるが、なぜか岩永に言い出せずにいた。しおりと過ごした日々を思い返しているうちに、寺子の眠りは徐々に深くなる。どんなに深い眠りのなかでも岩永からの電話だけは聞き分けられるのが自慢だったが、ついに彼からの電話にも気づかなくなったことに自分でも驚きを隠せない。まるで取り憑かれたように眠りつづける寺子にとって、いつしか夢と現実の境目すら曖昧になっていく……。

「白河夜船」に投稿された感想・評価


原作を買って、そういえば昔、この映画を観たな、と思い出した。

もう覚えてないし、たしか眠ったり起きたりを繰り返して観ていたから、また原作を読み終わってから観る。
sae

saeの感想・評価

3.8
原作が好きで、興味を持ち鑑賞した。
井浦新さんと安藤サクラさんのどちらも空気の芝居が上手い人たちだと痛感。
言葉にならない持て余した感情をどう逃しながら生きていくのか、20年以上生きながらまだ分からない。死して尚分からないものなのだろうと鑑賞し終わった後に思った。
まりお

まりおの感想・評価

4.2
原作を読んでから観る映画
スマートフォンなのは悲しかったけれど、
安藤サクラと、井浦新が、
2人でいるところになると、
なぜかわからないけれど涙がとにかく溢れた。
寺子の部屋がとても素敵で理想。
白河夜船が好きで見てほしい。
そうじゃないなら、見なくていい。
誰かに薦めたい映画じゃないし、
誰かと観たい映画でもなくて、
1人でひっそり、
それこそ、闇に溶け込むように観たい。
井浦新の、声身長髪型喋り方服装何もかもが、
ほんとうに素敵で、クラクラした。
coco

cocoの感想・評価

3.0
よく分からないような不思議な映画。可も不可もないけど、アンニュイって感じ。眠い中でみたから余計にかなあ笑

とりあえず今のところは、あなたは無なの。
保留なの。ポーズのボタンを押して、買い置きで、人生のおまけなの。
真っ暗闇の中よ

おお!って感じだった。
二人目ってそういうことだもんね。
つまりはキープみたい
のまり

のまりの感想・評価

4.8
井浦新と安藤サクラ、この2人がとにかく似合うし良い。大人のための映画。
conychan

conychanの感想・評価

3.0
ばななさんのファンなので観ました。
あの独特の世界観は映像にするとこうなるのか、、と少し違和感もあったけど
それでも現実的になっててすてきでした
櫻

櫻の感想・評価

-
「いつから私はひとりでいる時、こんなに眠るようになったのだろう。潮が満ちるように眠りは訪れる。もう、どうしようもない。」(『白河夜船』吉本ばなな より抜粋)

眠ることと死ぬことは似ている。眠っている時は、外の世界で何が起こったのかなど、知るよしもない。完全に社会との関係が断たれたのだと錯覚してしまうほどに、眠る時に見る夢は、ちいさくて、ひろい異世界へと連れていく。誘いこみ方はすこしだけ、海のみちひきのようだ。夢へとおちていく私は、ふかいふかい底へとおちていく。底へおちてしまえば、上へ浮かんでいくことは難しい。死ぬこととの違いは、外の世界とこちらが見ている夢とが、ほそい糸で繋がっていること。糸から聞こえるあたたかな呼び声にだけ、起きて反応することができる。死んでしまうと、その糸が断ち切られてしまう。

彼女と彼のふたりだけのしずかな時間、世界。静けさには現実味はなく、うす暗くてつかみどころがない。彼のよこに、影のように横たわり眠る。自然さを手に入れた彼女の身体は、となりに寝ている彼の夢をとおして、心の中を見てしまえるのかもしれない幻想におそわれる。

なにかの因果で、夢のような現実から、現実味のある現実へと誘いだされる。現実と夢、目覚めることで夢は夢となる。霧のかかった世界が、すっと晴れたような、すべてが愛おしくかんじる心地になる。きっと、彼女と彼の関係は、空に上がっては消えていく花火のようだけど、それはそれは綺麗に見えた。
かこ

かこの感想・評価

5.0
スローな映画にこんな惹かれたのは初めてだったかも。ずっと観ていたい。

岩永ずるいなあ…
静かでアーティスティックで、退屈なのかというとそうでもない。ただ、もったいつけたような感じもあるから好きかというとそんなこともなくて。
しかし安藤サクラはすごいですね。
hull

hullの感想・評価

4.0
原作未読ながらも、食う寝る、sex、身近な人の死、それに海…
よしもとばなならしいエッセンスが散りばめられていて、きっと原作に忠実なんだろうと想像。

映画としては、独特の台詞回しに引き込まれる。
特に中華料理店〜「無」のシーンがえらく気に入った。また観たい。
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