はさみのり

白河夜船のはさみのりのレビュー・感想・評価

白河夜船(2015年製作の映画)
3.4
原作未読なので、
その世界観はしっかり表現されてるのか、
と思わせる程の、唯一無二の作品だった。

タイトル「白河夜船」はことわざ。
使った事無いし思わず調べた😅

安藤さくら扮する主人公の寺子は
ずっとダラダラと寝てて
そうして不倫の彼をずっと待っている。
身体は全編通してほぼ露出🦵
服着ててもキャミ1枚でノーブラだったり。
髪も寝癖付きまくりでガシガシな感じ。
ミヤジヘアか🤣

まぁ、どちらにしても
安藤さくらの体当たり演技は
どんな作品も目一杯振り切るのね、
ホント凄いな、とそこに感動🌟

その彼に井浦新。雰囲気色気全開なので、
ファンには嬉しいかと😅

彼の妻は入院して寝たきりの植物状態。
それを分かってて付き合ってるんだから
何とも言えない💦
彼は妻とはもう無い、とか話してるけど、
妻のベッド横には夫婦の仲睦まじい写真が貼ってある。
それはきっと夫である彼が貼ったんだろう。
ずるい人だ。

それでも私は大丈夫、と話していた寺子だけど、
親友が自死してしまい、
徐々に寺子のメンタルが気丈に保てなくなってくる😣

共感出来ない2人なんだけど、
昭和枯れすすきみたいな感じでも無く、
この作品観ながらキリンジの
♪エイリアンズ♫の曲を思い出していた。
私はこの曲が大大大好きなんだけど、
歌詞と曲とドミナントコードをふんだんに使った世界観で、
"普通じゃ無い僕たち""不安定さ"が凄くオシャレに表現されてる。
かたやそれが実写化されると
こんな疲れた感じになっちゃうのかな、とか思ったりした💦
(本作と♪エイリアンズ♪は全く関係ありません💦🙇)
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