12月鑑賞分
韓国の巨匠キム・ギヨンの遺作。『下女』『殺人蝶を追う女』も見たかったけど時間が合わず・・
奇妙な映画でした、怪作というべき作品。ポルノあり殺人ありのドロドロの愛憎劇なんですが、何より監督独特の演出と話の展開が非常にクセがあって面白かった。どこまで意図してるのか、笑うべき部分なのか、わからんけど面白い。それでいてまあまあ救いのある結末に着地するのも不思議。
他の観客とともに35mmで見るからこその魔力があったように思う。例えば深夜二時のテレビ東京でやっていてもおかしくないかなと思うけど、もしテレビでやっていたら寝落ちしてしまいそう。また、笑うべき部分かそうじゃないのか、観客同士が互いに確認しあってる雰囲気があった。
DVD Boxを買う気はないけど、また特集がやっていたら見に行きたい。
