このレビューはネタバレを含みます
地上波放送のドラマ版からずっとファンで、1年半前の公開初日にも観ている映画。
ドの付くハードボイルドに見せかけて
強引なシナリオやどれだけ痛ぶられても不死身の倉木など、あまりにツッコミどころ満載なので賛否両論あるのも納得。
ただ、倉木を演じる西島秀俊本人すら「ツッコミどころで笑って良いんです。笑」と言っていたので
多少過剰に感じる演出をギャグなんだと思ってます。笑
ドラマ版からのファンにとっては、ツッコミどころ含めアクション、シナリオとMOZUの良さが凝縮された最高の映画でした。
勿論アクションも振り切れてて凄いのだけど、
この監督の作品は光(照明)の使い方が特に上手いなぁと思います。
モヤモヤが残るのは
東の生死と、
ドラマ版ではタイトルの意味になるほど重要人物だった新谷が、映画のストーリーのオマケみたいな扱いだった事と、
明星宅の無言電話問題が何故解決してないのかという事…。
逆に見所は
敵味方それぞれキャラ立ちしていて、ひとつひとつの言動にグッと引き込まれる様な魅力があるところ。
キャラクターの良さ咀嚼して上手く演じる俳優さんたちが凄いと思う。
それにしても
ダルマは最後が呆気なさすぎるかな…。
season2で東が度々口にしていた「オメラス」の謎が劇場版で明かされましたが、
結局東が地下牢の子どもで、地下牢の門番である倉木がそれを救い出したって展開は
まぁ予想通りだし凄く厨二病感満載だけど
何だかんだ好きです。笑