1970〜80年代を最盛期とし、日本で公開される3分の一を担ったピンク映画について配給会社、監督などの視点から追ったドキュメンタリー作品。
基本的には監督などのインタビューが多く、ずっと1人しゃべりを聴いているだけでしたが、その内容がことごとく興味深くて面白かったです。
ピンク映画と日活ロマンポルノって何が違うのか分からなかったけど、制作するための条件とか、日活が制作したもの以外をピンク映画と呼ぶとか、世間にその名が知られた時期も違うなど。
実際の撮影現場も映していて、その中での苦悩や、上手くいかなかったりしてるのを観て、やっぱりピンク映画もちゃんと映画として作られているんだと再認識しました。
あの黒沢清監督や、井筒和幸監督もピンク映画で初監督を務めたのは知りませんでした。自分も一回ピンク映画を撮ってみたいと思っているので、17年前の映画ですが、色々と参考になる作品でした。
最初はエッチな気持ちで観ていたけど、後半に進むにつれてそんな邪な気持ちは不思議と無くなりました。