落ちこぼれで学年ビリのギャルが慶應義塾大学を目指して頑張るというよくありそうなストーリーではあるが、以外に重そうな雰囲気のシーンなど序盤から惹きこむのが上手い。そしてそういったシーンでこそ前向きな主要人物たちのキャラクター性が活かされていて凄く好印象。更にそれを演じる俳優陣の演技力も素晴らしい。前向きで芯の強さも持ってる主人公さやかを演じている有村架純さんや、不安になりそうなシーンでもこの人が居れば安心！という立ち位置の塾講師に伊藤淳史さん。さやかの両親役に田中哲司さんと吉田羊さん。他の方々に関しても本当にこれ以上ないくらいぴったりなキャスティングだった。
生きていれば苦しいこともあるけれど、頑張って前に進み続ければより良い未来を切り開けるかもしれない。だから日々頑張っていこうと思わせてくれる素晴らしい作品。
