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ビリギャルのtoncoのレビュー・感想・評価

ビリギャル(2015年製作の映画)
3.3
タイトルの響きがなんか好き。原作未読ですが、ストーリーも分かりやすく。サブタイトルでオチがわかるから、2時間もどうやって展開するの?と不安を抱えながらの観賞だったけど、受験突破法のサクセスストーリーではなくて、どっちとゆうと家族愛とか、能力を信じてあげることが大事とゆう、そんな親のあり方、指導者のあり方を説いた話だった。

主人公の努力は素晴らしいし、その姿が周囲に与えた力はとても大きい。この映画の大事なテーマはここで、努力した経験こそが宝だとゆうこと、

…なのはわかってるんだけど、日本の受験そのものに疑問を持ってしまっている私は、物語に入りきれなかった。

それいっちゃおしまいだけど、子供が3人いて、塾にいける、野球をさせてあげられる環境がある、とゆう地盤が揃ってる時点で、それなりに教育基盤がある家庭なんだよな…とか思い始めると、もう、あかん。
いくらお母さんがパート代から捻出したとはいえ。とはいえ。

有村かすみちゃん、すごく良かったけど、個人的には良いとこのお嬢さん感はぬぐえず、端々に賢さが見え隠れする。

しかしレビューで皆さんが、共感したとゆう意見が多いのを見ると、これは私自身の問題のようだ。そもそも自分がこの映画に感動できない理由はきっと、受験で血のにじむような努力をしなかったからだろう。

それこそビリから数えた方が早かった私の成績は、塾にいってポーンとはねあがり、高校、大学とそれなりの進学校で楽しく過ごした。

いまでも思う。それは私の努力ではなく、親が塾にいかせられる財力を持っていたからだと。思い出せば確かに夏休みも毎日朝から晩まで缶詰だったから、頑張ってたのかもしれないけど。でも、塾で教えてもらった、魔法のような数学の公式や暗記術がなければ、いまの自分はここにいない…。

なんと冷めた映画の見方で自己嫌悪に陥りそうになるが、お金と切っても切り離せない、日本の教育の現実でもあるな。

そんな私は、何の地盤も金もない、炭鉱の町でフラダンスをマスターして町起こしをしてゆく少女の物語・フラガールなんかの方が、大号泣してしまうのだな。