ポップやパンクから始まったビョークの冒険が“ビョークというジャンル”としか言いようのない次元に到達している事を体感できる、不思議な音にあふれた実験的ライブ映画です。
映像とシンクロしてミクロとマクロを行き来するビョークの神々しさ、曲終わりの「тндйк уoц」の可愛らしさやMCの無邪気さを取っても、すでに年齢や国籍などを超越した音楽なのだという事もよくわかるのではないでしょうか。
かなり革新的なパフォーマンスをしていると思うのですが、例えばオノ・ヨーコさんの難解さと比べるとビョークの“巫の力”って凄まじいなと感じざるを得ません。