このレビューはネタバレを含みます
「サノスくんの大冒険」ってタイトルに変えた方がいいよってくらいサノスの主人公感が半端なかった。
ヒーローサイドならみんなの大ピンチにソーが地球に到着して無双していくシーンはぶち上がった。ソーは今まで多くの大切な存在を失ってきたからこそ、覚悟を決めた男の背中がそこにはあった。
ヒーロー映画はヒーローがどんなに絶望的な状況に追い込まれても最後は絶対に勝つ。
だがこの作品はそんなヒーロー作品の常識を覆し、ヒーロー側の完全敗北という結末を迎えた。エンドゲーム公開直前にDVDで観たが、これを劇場観た人たちの絶望感は計り知れないだろう。