まっつん

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーのまっつんのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ついにこの時が来た!!!!!!!アベンジャーズ3作目にしてMCU10年間の集大成!!!!そしてついに俺はこの作品を観てしまったのである!!!!

まず言うと「ルッソ兄弟ほんまようやりました....お疲れさん....」です笑。こんなアホみたいにスケールのデカい話を監督したい奴なんかいないと思います笑。お話のスケール自体がデカい上に登場するヒーローもバカ多いと。それでいながら各々の見せ場をキチッと作って捌ききってしまうルッソ兄弟の手腕に感服いたしました。ジョスウィードンといいルッソ兄弟といいMCUは交通整理力が高い人選を行うのが非常に上手いですね。

そして今回ついに姿を現した最大のヴィラン、サノス。サノスに関しては集大成的作品に相応しい掘り下げ方をしていたと思います。これまでのMCUのヴィランってヴァルチャーとキルモンガーを除きなんか知らないけど強大な悪意に駆られていたり、あとはあまりにやられ役然としていたりでした。しかし、サノスに関しては彼が企てる恐ろしい計画はあくまで彼なりの正義であり、その点に関してそれなりに胸を痛めながらやっているらしいという描かれ方がされておりアベンジャーズ過去作の敵と比べても非常に深みがありました。そして、彼の計画ははっきり言って「ウォッチメン」で描かれていたことと同じです。僕はウォッチメンが世界最高のコミックであると信じて疑わないので、正直今作で描かれているテーマはウォッチメンで描かれたテーマを100倍に希釈したものに感じてしまいましたが。(まぁそもそもアベンジャーズとウォッチメンを比べること自体が筋違いな気もしなくもないですが)しかし、サノスのあの表情で終わるラストシーンは「そこで終わるの?!?!」感も含めてとても食らわされました。

そして本作はキャッチコピー通りにこれまで登場したキャラクターがバンバン死にます笑。ちょっと唖然としちゃうくらいの勢いで死んでいきます笑。特にガモーラの死は辛かった....ピーターの気持ち分かるよ....しかし、この展開を持ってしてもユニバース化が極に達したと言える本作においては「どうせアベンジャーズ4でみんな生き返るんだろ?タイムストーンで時間巻き戻すんじゃないか?」という察しがついてしまうわけです。これは完全に過度なユニバース化の弊害だと思いますし、それって果たして本当に単体の映画作品と言えるのだろうか?という点に関しては非常にグレーですよね。これはスターウォーズを始めとして近年のエンターテイメントの潮流の危うさだと思います。特に本作はユニバース化のギアを一気に上げた感があると言いますか、一見さんは全く眼中に入れてないですよね。だから過去作観てないと分からないところもわんさかあるし、それでいて異常なまでにテンポが早いです。

アクションに関してはこれまで以上に肉弾戦多めといった感じを受けました。ルッソ兄弟はウィンターソルジャーしかりシビルウォーしかりでアクションシーンにおける空間の使い方と創意工夫が非常に上手い印象だったのですが、今作はだだっ広い空間での肉弾戦が多いのでその手腕はあまり発揮されていなかったなぁと思います。

ヒーローたち側では特にソーが良かったなぁ。ソーがロケットとグルートを引き連れて地球にカムバックする場面は号泣&号泣。多分劇場内で一番泣いてた笑。キャップが戻って来たのも感動しましたし、ティチャラとワカンダフォーエバー!!は相変わらずブチ上がるし、ガーディアンズは相変わらず最高だしでもう降参しましたという感じですね。しかし!敢えて苦言を呈すとすればなぜアントマンが出てこない!!!!ふざけるな!!なにが司法取引だ!!!おれはこんなに楽しみにしていたのに!!!予告編、ポスターに登場していない時点で嫌な予感はしていたのですがその都度僕は「アントマンは小ちゃくて映ってないんだ....本編では再びジャイアントマンになってタイタン人を親指と人差し指でつまみ上げてくれるはずなんだ....」と決して希望は捨てなかったのになんだこの体たらくはっ!!!!出ねぇじゃねぇか!!!!カメオ出演すら無いじゃないか!!!!怒りでうんこ漏らすかと思ったわ!!!ホークアイに関しても同じだぞっ!!!!アベンジャーズ4には両者とも絶対だせよ!!!