てつくま

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォーのてつくまのレビュー・感想・評価

3.3
アヴェンジャーズの最期の決戦となる映画で、確かに敵に申し分はないし登場人物もコレでもか!と活躍する迫力のある映画だった。一番よかったのは今回の敵役が(過去最高にやばい奴ではあるものの)単純に悪に思えないところ。志や博愛、自己犠牲を感じさせる描き方はうまい。

ただ一方で情報の多さ故に映画としての完成度をかなり下げてしまっているように感じた。以下箇条書き。

銀河レベルの危機に対してアヴェンジャーズは計画がなさすぎて行き当たりバッタリ感が漂う&本気でやってるように見えない。というか国家や他の惑星はなにしてるんだ。

登場人物が多すぎる問題①
しょうがないとはいえ、各グループをそれぞれ順番に描いて最後になんとなく全員集合というお決まりな展開。萎える。

登場人物が多過ぎる問題②
時間軸がよくわからないし、各シーンが端折られているからか何が起こっているのかがいまいち分からない。呆気ない勝負のつき方、ラッキー過ぎる展開の多さ。

宇宙シーンが完全にスターウォーズ化していてアヴェンジャーズらしさが消えた。逆にスターウォーズ感ってすごいなとも思う。

ただこれらは後半見れば納得するところもあるのかもしれない。
てつくま

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