シビル・ウォー／キャプテン・アメリカのだいのネタバレレビュー・内容・結末

2021/8/25

成功の秘訣は妥協である一方、譲ってはいけないものがある。

シビルウォーというタイトルのとおり本作はアベンジャーズ内での協定をめぐった争いを描いた作品である。
トニーが言うように、アベンジャーズはこれまでの戦いであらゆる都市に被害を与えてきたため、監視をつけるべきとの考えは理解できる。他方、キャプテンの言うように監視下に置かれることで、行いたくない戦いに駆り出されることがあり得るので、自由でありたいというキャプテンの考えも理解できる。
もっとも、どちらも自分のエゴを押し通し続け、一歩も引かなかったことに問題があり、ロディーの怪我という悲劇が起こってしまった。現実でもそうだが、引き返せなくなるまでに対話をしなければならないと感じた。


また、本作では、トニーの両親の死亡の原因が明らかになる。そのことが原因で、キャプテンとトニーの仲が引き裂かれることになる。
そのことに加え、ブラックパンサー、スパイダーマン、アントマンも出演し、次作へと向けた伏線がたくさんあり、次作への期待が高まる作品であった。