ゆーし

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカのゆーしのレビュー・感想・評価

3.5
これはもう、、アベンジャーズだな??
他の単体映画と違い、ガッツリアベンジャーズレベルでヒーローが関わってくる。

しかも、ウルトロンの時にまだ単体作品が無かった「アントマン」、この映画初登場で単体作品なしの状態での「ブラックパンサー」、極めつけはソニーとのゴタゴタが久しい言わずもがな「スパイダーマン」

ここのメンツが一気に集結するとやはり圧巻。空港シーンはずっと面白い。
続き物ならではの、人間関係の変化などもあり大きく分ければキャプテンアメリカ側につくかアイアンマン側につくかといったていをなす。

利己的というか現実的というかスタークはいつもの調子で、そこに旧知の友人が絡んでくるとキャップはやはり人情味や感情といった方を優先する、といった互いにとっての譲れないものの戦いであった。


最初はアイアンマン側のやはりアベンジャーズが大きな力を持ちすぎた為、傘下に入る事は仕様がない事だと思ったが、物語が進むにつれ、もしかして悪手だったか、、といった気持ちが大きくなってくる。

新キャラ達がやはり見ごたえがあり、キャラクターとして可愛いしカッコイイし面白い。

ブラックパンサーの悲しみや恨みの連鎖は自分で断ち切るという男らしさ。器のデカさ。

アベンジャーズにはしゃぎながらもしっかり活躍するアントマン。

皆にとっての愛らしい子どもという新しい印象のスパイダーマン。特にスパイダーマンはトムホランド前の過去作を見ている為、印象がガラッと変わった。
秘める物がありつつ、街の平和の為に自分を犠牲にしている大人のヒーローという印象が学生のテンションで、しかもトムホランドの笑顔や喋り方がまたその印象に拍車をかける。
映画の内容自体が重たい内容になるからこそ、スパイダーマンの戦闘がすこしクスリとさせられて全体の雰囲気を明るくしてくれている。

やはりどれだけ操られていたとしても父と母を殺した、という所は簡単に割り切れないよなぁという人間らしいスターク。
よくある最後仲直りして終了という物ではなく最後の最後まで一緒のチームに戻ることは無かった。

手紙の中の「幸い 彼らに裏切られたことがない だから僕も裏切れない」「これだけは君に約束する 僕らを必要な時 必ず駆けつける」でエンドロールに突入。
義理堅さが出ていてよかった。
フェーズ3として大きく物語全体が動いた回だった。
ゆーし

ゆーし