面白かった！話が長いがこのボリュームを上手くまとめるのは相変わらすすごい。
車道上のキャップ、バッキー、ファルコン、ブラックパンサーの追いかけっこアクションが本当に最高。もっかいみたい。
バッキーがバイクを奪ってノンストップで飛び乗るシーンが最高にクール。
ヒーロー入り交じっての大乱闘もあの数のキャラをバランス良く見せ場作っていて、全く不満がでない。個人的にはホークアイを始終心配しつつスカーレットウィッチのかっこよさに鳥肌が立った。彼女の能力の演出めちゃくちゃかっけー。まじ最強じゃんか。スパイダーマンのモーションが過去最高に蜘蛛っぽくてキモかった（誉め言葉）
今回の悪役は特別な力がない、言ってしまえば歴代最弱レベルの奴だったけれど、歴代最高に魅力があると思う。ただの人間だからこそ、シビルウォーを興せた。単純にこいつが絶対悪じゃない。というか、今作は誰とか何が悪いってわけじゃないことが物語に深みを持たせてると思う。
終盤のキャップと社長の殴り合い（ただの殴り合い！）の生々しさといったら。これまでの超人的なヒーロー像が一気に矮小な人間くさいただの私怨の塊になるのは、観ていて素直にひいたくらい。対して全編通して復讐の鬼になっていたブラパンが仇を赦すというこの対比。
アメコミ映画＝ライトなお祭り映画っていうのはもう完全に過去の定説だね。
BvSは始終暗くて、コミカルな部分がなかったけれど、MCUは適度に笑えるシーンや軽いシーンを挟んでくれるから、長時間でもメリハリもって観られる。今回アントマン・スパイディあたりが一種の清涼剤だったような気がする。この2人だけがアベンジャーズの複雑な関係の外にいるからかね。メイおばさんまじ性的。
もう一回みたいな～。特にキャップとエージェント13がキスしているのを見守る満面の笑みのサムとバッキーがもっかい観たい。というか、この3人の珍道中がみたい。
