2016年はアメコミ映画イヤー。数ある作品の中でも、この『シビル・ウォー』は鑑賞必至の作品であることに間違いないでしょう。（ここまでデフォルト）
・2大ヒーローの激突
・前作が対立の原因
・新キャラクターの登場と今後への布石
同時期に公開された『バットマンvsスーパーマン』と共通したモチーフをもつ作品ですが、こんなにもクオリティの差が出るのかと驚嘆するくらい、素晴らしい作品でした。本当に面白い。
『バットマンvsスーパーマン』に埋められないもの、それはやはり、これまでの積み重ねでしょう。『アイアンマン』より足掛け8年、ゼロからフォローするには一苦労となるくらいの作品量になったマーベル・シネマティック・ユニヴァースの作品群。各々の作品で、各々のヒーローが積み上げてきたストーリーとアイデンティティ。『シビル・ウォー』のすごいところは、それらが矛盾なく、魅力を損ねることなく、あらたなものがたりを創り上げていること。しかも、シリーズの中でも屈指の完成度に仕上がっているところ。文句なし！
新キャラクター、ブラックパンサーとスパイダーマンも実に魅力的。早く彼らの単独作品を観たい。 そう思わせてくれる導入としても素晴らしい。
アイアンマンとブラックパンサーから読み解く9.11以降のアメリカについてなど、様々な考察を読むのもまた楽しい。
次はドクターストレンジかぁ。楽しみ。
