キャプテンアメリカ3作目ではありますが、アベンジャーズ2.5作目でもあるような作品。
エイジオブウルトロンでの戦いで、住民への被害が重要視され、ヒーローを政府の管理下に置くためのソコヴィア協定に賛成の者たちと反対の者たちの報われない戦いを描いた傑作。
今作で最も素晴らしいと感じたことが、どちらの意見もしっかりと理解ができること。
アイアンマン側の、現状を考え、政府の管理下に置かれることが住民への被害を減らすことに繋がるという意見。
キャプテンアメリカ側の、ヒーローなら政府などに縛られず、自分たちの判断で出動することがヒーローとしての存在意義だと考える意見。
このどちらも決して間違いではなく、どちらも尊重ができる意見だったことから、終始、自分はどちら側なのだろうと考えてました。
この意見の違いで、決裂してしまうストーリーは本当に報われない。
特に終盤の空港での仲間どうしの総決戦にはかなりの興奮を覚えたし、その他のアクションシーンもかなりカッコいい。
俳優陣の演技は素晴らしかったし、テンポも良かったし、ストーリー展開もかなり良く、心にグッとくる瞬間もたくさんあって、もうただただサイコーの一言です。
悪いところを絞り出すとしたら、唯一出てくる悪役が少しつまらなかったことくらい。
そいつを映画から抜いてもあまり支障をきたさないようなキャラクターだったから、必要性はあまりないのかな。