安宅

ブラックパンサーの安宅のネタバレレビュー・内容・結末

ブラックパンサー(2018年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

万能鉱物ヴィブラニウムを資源として数世代先の技術を得た国ワカンダ。その若き王ティ・チャラの苦悩と成長を描いた作品。
序盤にワカンダの牧歌的で自然豊かな様子と、実は不可視の領域で高度な文明が築かれている姿が両方見ることができて良かったです。アクションシーン多めから、過去の因縁や高い技術を持つ国としてのあり方に悩む中盤の展開はよくできていると思います。
国家反逆した王弟の息子で、ワカンダの文化・歴史・制度を知らない「死の商人」エリックから戴冠の儀式を申し込まれて受ける王は少し無理があると思うし、儀式の途中で殺されかけたところを第三者が介入したのならその時点で王位はエリックにあるんじゃないかな、とかストーリーに突っ込みたい部分も色々とありました。
全体を通して見ると、楽しめる作品ではありました。
安宅

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